垂水センター街の内科・リウマチ科 いちせ内科リウマチクリニック|リウマチのこと

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リウマチ

Rheumatoid arthritis

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リウマチのこと

関節などの痛みに対して、問診、視診、触診を大切にし、血液検査、レントゲン検査、エコー検査
などを組み合わせて、多角的に診察いたします。

リウマチとは

「リウマチ性疾患」とは、関節や筋肉などが痛む病気の総称です。

関節に痛みが生じると「リウマチかもしれない」とご心配されるかもしれません。
しかし、関節が痛む病気は、関節リウマチ以外にも沢山あります。
「関節リウマチ」のことを“リウマチ”と呼ぶことが多いですが、それ以外の病気も含めて、あるいは関節リウマチ以外の病気のことを指して“リウマチ”と呼んでいることもあります(ややこしいですね)。
「リウマチ性疾患」とは、関節や筋肉などが痛む病気の総称です。
リウマチ性疾患には、関節リウマチ以外にも、変形性関節症、リウマチ性多発筋痛症、痛風、偽痛風など種々の病気が含まれます。
また、免疫系が異常を起こして自分自身の体を攻撃してしまう病気である膠原病も、関節痛や筋肉痛などを伴うことも多く、リウマチ性疾患に含まれます。

リウマチとはのイメージ写真

リウマチの診断

リウマチ性疾患の診断は、難しいことが少なくありません。

意外かもしれませんが、関節痛の診断は、難しいことが少なくありません。
例えば関節リウマチの主な症状は、関節の痛みや腫れ、朝のこわばりなどですが、他の病気でも似た症状を示すことは多くあります。
また、関節リウマチの症状は左右対称に複数の関節に出ることが多いですが、特に発症早期は片側のみであったり、少数の関節にしか出なかったりすることもあります。
血液検査では、リウマトイド因子(RF)や抗シトルリン化ペプチド(CCP)抗体の測定は重要ですが、陰性でも関節リウマチである場合や、逆に陽性でも関節リウマチではない場合もあります。
リウマチの診断のイメージイラスト「血液検査でリウマチじゃないと言われました」というようなことを時々耳にしますが、血液検査だけで関節リウマチの診断は出来ません。
これまでの症状の推移や視触診が何より大切で、そこに血液検査、レントゲン、エコーなど多角的な検査を組み合わせ、時には経過をみていくことも必要です。

リウマチの治療

治療は、鎮痛剤を処方して終わり、ではありません。

まずは可能な限り原因を突き止め、それぞれの病気に応じた治療方針を検討します。
内科的治療が必要なのか、整形外科的治療が必要なのか、あるいはその両方が必要なのか。消炎鎮痛剤だけで良くなる場合もあれば、時にはステロイド治療や免疫抑制剤などの薬が必要な場合もあります。
例えば、関節リウマチという病気は、残念ながら鎮痛剤を内服していれば治る病気ではありません。
腫れや痛みを和らげるとともに、関節の変形を抑える治療(抗リウマチ薬)を継続していく必要があります。また、病気そのものや治療薬の副作用によって起こってくる合併症(例えば骨粗鬆症)にも注意して、総合的に治療を進めていく必要があります。
どのようなお薬でも多かれ少なかれ副作用のリスクがあります。効果の面だけではなく副作用や合併症の面からも、それぞれの患者さんにおいて、その時々の状態に合ったお薬の選択や調整をそのつど検討していく必要があります。
特に、近年高齢の関節リウマチ患者さんが増えています。高齢の患者さんは多くのご病気を抱え、複数のお薬を飲まれている方も少なくありません。
関節リウマチ以外の病気も含めて、一人ひとりに合わせた治療を検討することが大切です。

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主なリウマチ性疾患

関節リウマチ

関節リウマチとは、免疫の異常により関節に炎症が起こり、関節の痛みや腫れが生じる病気です。

ただ痛いだけではなく、無治療のままでは関節中の骨や軟骨、腱が壊され、関節が変形してしまいます。
女性の方が4倍ほど多く、30~50歳代での発症が多いですが、最近では高齢で発症する患者さんも増えています。

リウマチ性多発筋痛症

リウマチ性多発筋痛症とは、50歳以上の方(多くは70~80歳)に発症する、急な痛みやこわばりなどを引き起こす原因不明の病気です。

名前に「リウマチ」と付いていますが、「関節リウマチ」とは異なる病気です。
また、「筋痛症」と付いていますが、筋肉よりも関節の痛みが中心となることが多いです。なんともややこしい名前ですね。

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